おそるべしっっ！！！音無可憐さん 第05話

第5話「グンジィの初恋の相手が来た」／バレンタインデーが近づいたある日、可憐（榎本加奈子）は、軍司（岡田義徳）のために手作りチョコレートを作ることにしたが、軍司が気に入ってくれるチョコレートはどんなものかと頭を悩ませる。と、そこに父の秀樹（草刈正雄）が、「グンジィの一番好きなモノの形にすれば喜ぶのでは」と助言。可憐は、修平（井澤健）を呼び出し、軍司の好きなモノを聞いた。すると修平は、「軍司の夢は自分で家を作ること」と話す。早速可憐は、設計図を引き、夢のお家チョコレート作りに励んだ。一方、久美子（小嶺麗奈）も軍司のために手作りチョコレートを作ろうとがんばっていた。可憐がどんな手を使ってくるかを考えながら…。そんな折、軍司は中学3年生の頃、良美（菅野美穂）という同級生にバレンタインのチョコレートをもらったことを思い出していた。良美と軍司は実は両思いだったのだが、お互いにはっきりできない間柄だった。そして、自分の気持ちを伝えられないまま、バレンタインデーの直後、彼女は学校を転校し、その後、軍司は良美と連絡を取ることもなかった。彼の机の引出しには今だに開けていない、チョコレートが入った小さな箱が入っていた。バレンタインデー当日、徹夜でチョコレートを作った可憐は、アルプスの少女ハイジの服を着て、大きな箱を持って学校へと現れた。もちろん中身はログハウス風、軍司の夢のお家のチョコレート。しかし、軍司は「悪いけど受け取れない」と、可憐にきっぱりと告げる。さらに、軍司がそう言い振り向いた瞬間、可憐の箱にぶつかり、チョコレートが落ち、粉々に割れてしまった。