鵜頭川村事件 第04話

第一話／医師の岩森明（松田龍平）は失踪した妻・仁美（蓮佛美沙子）の行方を追って、娘と共に仁美の故郷・鵜頭川村を訪れる。矢萩家と降谷家という二つの家系が対立するその村では、地元の神である“エイキチ”を祀る祭りの準備が行われていた。仁美の双子の妹・有美と村の集会に参加する岩森だったが、そこで起きた矢萩と降谷の対立の最中…。

第二話／エイキチが来た……。謎の言葉を残し、何者かに殺害された青年団の降谷敬一（篠原悠伸）。トンネルの崩落で村は孤立無援となり、それがエイキチの祟りだと村人が恐れおののく中、矢萩吉朗（伊武雅刀）をはじめ、矢萩家の面々が不穏な動きを見せ始める。一方、岩森は栄鬼知神社で仁美のネックレスを拾い、仁美が鵜頭川村にいることを確信。

第三話／エイキチの儀式に選ばれた降谷美咲（山田杏奈）は、不安な胸の内を岩森と有美に吐露。話を聞いた岩森たちは、美咲が言及した謎のビデオテープの行方を追う。そんな中、村長の降谷正宗（綾田俊樹）が異様な病状で倒れ、治療に追われる岩森。同じ頃、美咲と矢萩廉太郎（宇佐卓真）はエイキチの面を被った謎の人物に襲われながらも、探していたテープを発見する。

第四話／村長の死を受け、有無を言わさない形で村長代理になる吉朗。青年団の降谷辰樹（工藤阿須加）たちはその決定に猛反発するものの、村の人々は吉朗の権威を恐れ、黙って従うことになる。一方、地域活性化コンサルタントの金井誠（眞島秀和）から、矢萩家の倉庫に女性が監禁されていると聞かされた岩森。矢萩家が仁美をさらったのではないかと疑念を深め…。

第五話／何者かの仕業により、医療ミスの過去をさらされた岩森。村人たちは一斉に岩森を非難。挙句、美咲に代わって岩森の娘・愛子（丸山澪）がエイキチの儀式に選ばれ、連れ去られてしまう。その頃、白鳥芽衣子（冨手麻妙）が矢萩大助（板橋駿谷）に暴行されたと知った辰樹は、大助への復讐を誓い、青年団を引き連れ、矢萩家との全面戦争が勃発する。

最終話／乱闘の末、大助を人質として捕らえた青年団。辰樹たちは矢萩家を交渉の場に引きずり出すが、猟銃でいなそうとする吉朗に、両者は一触即発状態に……。一方、岩森と有美は、ある手掛かりを元に、敬一や村長たちを殺害した“犯人”に辿り着く--。しかしそれは、十二年前、仁美の身に起こった出来事と、エイキチの儀式に隠されたおぞましい秘密へと繋がっていた……。