たぶらかし～代行女優業・マキ～ 第10話

第1話 死者の代役／依頼に応じてあらゆる役を演じる“代行女優”の物語。23歳のマキ（谷村美月）は、夢を追って上京し役者を志すが生活は極貧。そんな中、ORコーポレーションの「女優求む」の募集を知る。社長の松平（段田安則）の面接を受け、代役女優業の仕事をすることに。喜ぶマキだったが、初仕事は何と死体の代役だった…。

第2話 顔のない女社長／マキ（谷村美月）の今度の役はウェブビジネス会社の女性社長。その社長、奈々（三浦理恵子）はマキの秘書としてそばに控えている。奈々は、マキを社長に仕立てたことを小娘だからといい、普通の社長が出てきても誰も注目しないと説明する。やがて、奈々はデートの代役までもマキに頼み…。

第3話 キツネの子守唄／マキ（谷村美月）は、稲荷神社のあやめ（高岡早紀）の依頼を受け、巫女役を引き受ける。あやめの指示を受け、腰の痛みや夫婦仲で悩むに客にマキは守り石を買うよう勧める。その石の金額を知ったマキはあやめに、詐欺の片棒は担ぎたくないと訴える。

第4話 浮気のヒミツ／男性の誘惑という仕事を受けたマキ（谷村美月）。依頼者は、妻の浮気を怪しんでいる夫。相手は大口取引先の部長で、事を荒立てたくなく、二人の関係を自然消滅させたいと考えていた。そして契約社員として対象相手に近づいたマキだったが、すきがなく…。

第5話 男と女の間には／マキ（谷村美月）は、まり子（安藤聖）から恋人の両親との顔合わせの代役を頼まれる。だが、依頼人の家を訪ねたマキは、まり子の恋人・康平（少路勇介）が自分の元恋人だと気付く。思わぬ再開にギクシャクする二人に、まり子は練習をするよう指示する。

第6話 さよなら ノクターン／マキ（谷村美月）はピアニストの美響（松山愛里）から、15年前に別離した父親・神崎（浅野和之）と会い、縁切りをしてほしいと言われる。神崎は視力を失い、伸子（緒川たまき）が身の回りの世話をしていた。神崎に「もう会えない」と言えなかったマキは役に成り切るためピアノの練習を始めるが、そんなマキに美響は苛立つ。

第7話 別れないオンナ／マキ（谷村美月）は、沙耶香（三倉佳奈）に代わって、さえない男・不破（石井正則）の婚約者に成り済まし、不破を別の複数の恋人と別れさせる依頼を受ける。二人の恋人を無難に別れさせたマキは、最後の一人の交際相手である満子（渡辺真起子）の元へ。しかし、満子はかたくなに別れを拒絶する。

第8話 女医のホンネ／マキ（谷村美月）は女医の中野加奈（浅見れいな）から親友役を依頼される。加奈が合コンで狙った相手を仕留めるよう、友人としてアシストすることがマキのミッション。相手は同じ医師の一ノ瀬（田中幸太郎）だ。マキはある作戦を立て成功に導く。だが、その裏には…。

第9話 この子、誰の子？／今回のマキ（谷村美月）への依頼は、化粧品メーカー社長の南川英子（小沢真珠）の一人息子、隆久（伊澤柾樹）の母親役。小学校卒業まで、保護者会やらPTAに出席してほしいという。早速、隆久が学校で問題を起こし、マキは謝りに行くが…。

第10話 ボクが主役になった日／南川英子（小沢真珠）の代役を務めていたマキ（谷村美月）だったが、英子の母性本能を目覚めさせることに成功。だが、事態は思わぬ方向に進む。あれから1週間、隆久（伊澤柾樹）は毎日のようにORコーポレーションに顔を出すようになり…。