ハコイリムスメ！ 第06話

＃1 姉帰る！！嵐の予感／東京郊外の高尾山。その中腹にある蕎麦屋・十一丁目茶屋で古森花（飯島直子）と灯（深田恭子）の姉妹は育った。アパレル会社に就職の決まった22歳の花が希望に胸ふくらませて山を降りた時、灯はまだ6歳だった--。失恋するたびにふらりと実家に戻ってくる花。三十過ぎて結婚もせず戻ってきた花に…。

＃2 涙の告白／展望台のビアホールで、キース（マーク・コンドン）が健（勝村政信）、十郎太（古田新太）、純平（玉山鉄二）に睨みつけられて困惑していた。キースが花（飯島直子）の新しい男だと決め込んだ3人は、2度と山に来るなとキースを下りのケーブルに押し込んだ。一方、これまでついてきた嘘をどう打ち明ければいいのか決心がつかないまま…。

＃3 姉の秘密／徹郎（吉沢悠）の事故を知らない灯（深田恭子）は麓のケーブルカーの駅で待ち続けた。事情を知らずに待ちぼうけを食わされた吉太郎（地井武男）は十郎太（古田新太）に当たり散らした。翌日、徹郎のマンションを訪れた灯は徹郎の事故を聞き病院に駆けつけるが、徹郎は昏睡状態だった。

＃4 母親失格／結婚せずに子供を産むことを絶対に認めないという吉太郎（地井武男）に、花（飯島直子）は結婚すると大見得をきったが結婚相手のあてなどなく、キース（マーク・コンドン）にフィアンセのふりを頼んだ。灯（深田恭子）の頭の中は徹郎（吉沢悠）のことでいっぱいだった。徹郎の兄・一成（袴田吉彦）によれば…。

＃5 元カレ／花（飯島直子）はキース（マーク・コンドン）が赤ちゃんの父親ではないことを吉太郎（地井武男）に打ち明けることを決心したが、その頃、吉太郎はキースに会うため東京に向かっていた。屋台に団子を並べていた花の目の前に突然男が現れた。この男こそかつての恋人・西谷弘一（佐々木蔵之介）だった。

＃6 運命の夜／花（飯島直子）は麓の産院で出産することに決めた。診察を終えて純平（玉山鉄二）のパブを覗くと、いつもの顔ぶれが何やら相談の真っ最中。朝子（吉田日出子）の誕生日パーティーの話で、花は二つ返事で頷いたがみんなの本当の思惑は見抜いていた。灯（深田恭子）は徹郎（吉沢悠）のため何ができるかを考えた。

＃7 姉、壊れる！！／花（飯島直子）の流産から1週間が過ぎた。吉太郎（地井武男）は楽しみにしていた初孫を失ったショックでまるでお通夜のよう。ところが当の花は元気いっぱいで、灯（深田恭子）を連れて純平（玉山鉄二）の店にくり出し、終始ゴキゲンだった。ところが翌朝、花は姿を消していた。こんなことになったのは自分のせいだと吉太郎は健にグチをこぼす。

＃8 大失恋！！／みんなの前で恋人宣言した花（飯島直子）は、おおっぴらにキース（マーク・コンドン）とデートするようになった。一度はキースに花を嫁にもらってくれと頭を下げた吉太郎（地井武男）だったが、絶対に許さないと態度を変えた。キースを認めようとしない吉太郎に腹を立てた花は、駆け落ちしようと家を出たがキースに諭されてすごすごと家に戻った。

＃9 見合い作戦／キース（マーク・コンドン）が転勤でアメリカへ帰り1週間が過ぎた。花（飯島直子）は茶屋を継ぐことにしたと言い、突然そば打ちの修行に精を出し始めた。おかげで吉太郎（地井武男）は上機嫌。一方、徹郎（吉沢悠）からまた会ってほしいと言われた灯（深田恭子）はメールで励ますことにした。

＃10 最後の姉妹バトル・波乱の結婚式／吉太郎（地井武男）と朝子（吉田日出子）に、健（勝村政信）と結婚することを報告した花（飯島直子）だったが、花のことが忘れられずに会社を辞めアメリカから帰ってきたキース（マーク・コンドン）と会ってしまった。その現場を目撃した十郎太（古田新太）が仲間に報告すると、健は勝ち目がないとガックリと肩を落とした。