課長バカ一代 第10話（最終話）

第一話／この物語は、老舗家電メーカー・松芝電機のビジネスマンたちのビジネスと、ビジネス以外の物語である！商品開発企画課の係長、33歳、八神和彦。ある日上司に呼ばれ、いきなりの昇進。任命された肩書は、「課長補佐代理心得」。微妙な肩書に困惑しながらも、仕事に励む（？）八神。果たして、昇進を果たした八神に、これからどんな試練が待ち受けているのか？！

第二話／商品開発部の課長補佐代理心得に昇格した八神。開発部では新商品の洗濯機「洗えん坊将軍」の開発を進めていた。そんな矢先、八神にとんでもない不運が降りかかる。なんと、産業スパイ容疑をかけられてしまうのだった。一体、八神に何が起こったのか？！八神の運命やいかに…。

第三話／ある朝、デスクの前で小泉の手帳を拾った八神は中身を見てしまう。しかし、小泉には見ていないと嘘をつきその場を凌いだ。嘘をついた時の演技力を自画自賛した八神は前田と共に演技の練習に励む。一方、自動米とぎ機「コメッとさん」の販売店向けの会議に向かった2人。そこでも八神の“バカ”がさく裂する！

第四話／社長・松平からAIロボットの開発を命じられた八神と前田。前田が開発に一心不乱になっている矢先、突如八神がしりとりを始め、白熱は朝まで続く。そして遂に、八神がロボットのスケッチを書き上げる。しかし「このままではダメだ！」と悟った前田は、一人ロボット工学の権威がいる香港へと飛び立つのだった。香港から戻った前田は、皆にお土産でお饅頭を配るが…。

第五話／俺は痛みを感じないロボットになりたいと、バカな妄想をする八神に、ある日総務の女子が、社内に好きな人がいると…。課長として部下の恋愛を応援できるのか？！八神が部下の恋愛のために、人肌脱いだバカな施策とは？！

第六話／八神の下で働きたいと松芝電機に入社した東大生・坂本。期待に胸を膨らませ出社した坂本に対し、八神のバカがさく裂？！坂本からのレベルの高い質問に、あり得ない答えを返す八神。この男、正真正銘のバカなのか？はたまた、、、。うーん、バカなんだろう。。。

第七話／商品開発部は10日後に迫った販売促進部との野球の試合で業務どころではない様子！部の全員が仕事よりも野球に熱中！！八神に至っては10日前からユニフォームを着てくる始末。最初は理解出来ない坂本だったが、八神の姿勢に心を打たれ（？）、遂に試合前日の日……。またしてもバカ課長が…。

第八話／語学力ゼロの八神が次に任されたのは、アメリカの大企業、フェデラル・エレクトリック社との提携プロジェクト。いよいよ外国人マークランドとの商談の日、和室で向き合う二人。八神は「洗えん坊将軍」を商材に提携をもちかけられるのだが…。

第九話／松芝電機が敵対的買収を受けるやもしれない危機が発生。ヒット商品を生み出さなければ全員集団左遷と告げられた八神達は、必死に商品の開発に打ち込む。以前試作した「焼肉ロボ」が誰の目にもとまらず、不発に終わる中、日々改良が進められていた…。

第十話／敵対的買収と集団左遷の危機の中、ヒット商品開発に奮闘する八神たち。ある日、八神の前に天使が現れ、状況は一変！！それを機に、一段と結束した社員達だったが、またもや問題が発生。果たして八神達はAIロボを完成させ松芝電機を救えるのか？！