天 天和通りの快男児
麻雀の「理」に対して深い造詣を抱き、雀荘で素人相手に荒稼ぎをしていた井川ひろゆきは、ある日、麻雀の請負業(=代打ち)を営む天貴史と出会う。天は、無類の勝負強さと強い意思をもつ代打ちで、ひろゆきは憧れ、麻雀の世界に没入していく。やがて二人は、日本の裏麻雀界の頂点を決める戦いに挑んでいく。麻雀を通して、男たちの命をかけた圧倒的な心理戦を熱く描く。
Sorting
天 天和通りの快男児 第01話
第1話/麻雀の「理」に対して深い造詣を抱く井川ひろゆき(古川雄輝)は、ある日、雀荘で素人相手に荒稼ぎしていた。店の常連客らに麻雀の代打ちを頼まれた天貴史(岸谷五朗)は、「俺が勝ったら稼いだ金を全額返し、俺が負けたらその倍額支払う」という圧倒的に不利な半荘勝負を申し出る。しかし対局してみると天は素人同然で、ひろゆきの大量リードでオーラスを迎えるが…。
天 天和通りの快男児 第02話
第2話/天貴史(岸谷五朗)との勝負に敗れた若き雀士・井川ひろゆき(古川雄輝)は、ヤクザの沢田(山口祥行)にその腕を見込まれ、裏の麻雀界に足を踏み入れていく。土地の権利書を賭け、地上げ屋の代打ちとして戦うひろゆきだが、対戦相手は因縁の天。先に三勝した方が勝ちの半荘五回戦で、先に二連勝したのは天。しかし、ひろゆきは天の決死の“ある策略”を見抜き…。
天 天和通りの快男児 第03話
第3話/都心の一等地を賭けた半荘60回勝負の代打ちを請け負った井川ひろゆき(古川雄輝)は相手の心を読む七対子の使い手・室田(相島一之)から勝機を見出せない。そんな中、突如現れた天貴史(岸谷五朗)がひろゆきの代わりに勝負することに。敵だったはずの天が見せる「本当の代打ちの世界」…天は見事、室田の麻雀のカラクリを見抜き圧倒するが…。
天 天和通りの快男児 第04話
第4話/天才的な博才と牌運で、天(岸谷五朗)に圧勝する“伝説の雀神”赤木(吉田栄作)。成すすべなく敗れたように見えた天だが天衣無縫で大胆不敵な麻雀を打つ赤木には、ただ勝つだけではなく、スリルを求める赤木の本性に唯一の付け込む隙があると考え、その唯一の突破口を付く“鳴き麻雀”で勝負に出る。一気に流れを引き寄せるが、どうしてもあと一歩追いつけない。
天 天和通りの快男児 第05話
第5話/天(岸谷五朗)と赤木(吉田栄作)の激闘から二年、ひろゆき(古川雄輝)は悶々と麻雀を打っていた。勝ち続けるひろゆきに、健は近々行われる裏麻雀界の頂点を決める東西戦への出場を打診する。西軍の大将は、現役最凶の雀士で暴力団組長の原田(的場浩司)、対する東軍の大将は天。ひろゆきを一員に加えた天は、決戦当日…。
天 天和通りの快男児 第06話
第6話/東西戦序盤、西軍の大将・原田(的場浩司)を攻めた健(星田英利)は、イカサマを見破られ原田に刺される…。欠員が出た東軍の前に、天(岸谷五朗)と激闘を繰り広げた“雀神”赤木(吉田栄作)が現れる。西軍が赤木の参加を認める条件として、10巡交代制のタッグマッチを提示。弱点と見られていたひろゆき(古川雄輝)は、意気込みが空回りし苦戦。
天 天和通りの快男児 第07話
第7話/東軍の劣勢は続き、“ガン牌”を見破られた銀次(田中要次)が原田(的場浩司)に討ち取られる。さらに、ひろゆき(古川雄輝)も苦戦する中、勢いに乗る西軍の怪物・僧我(でんでん)が力で押し切ろうとする。しかし、赤木(吉田栄作)にギリギリのところで阻まれ、流れを掴み切れない。究極の感性と圧倒的な博才を持つ“雀神”赤木の闘牌を目の当たりにし…。
天 天和通りの快男児 第08話
第8話/“雀神”赤木(吉田栄作)の闘牌を目の当たりにし覚醒したひろゆき(古川雄輝)だったが、西軍の“怪物”僧我(でんでん)の執念の満貫で残り千点になり追い詰められてしまう。味方のツモ和了りでもひろゆきが脱落という大ピンチの東軍だが、赤木が桁外れの才気を発揮し、凡手を一気に引き上げる。その手を託された天(岸谷五朗)は逆転の予感に突き動かされ…。
天 天和通りの快男児 第09話
第9話/西軍・原田(的場浩司)は“白”を2枚増やし、6枚にするイカサマを仕掛けており、原田はその“6枚目の白”で和了りを宣言。しかし、その原田に待ったをかけたのは赤木(吉田栄作)。赤木は原田が増やした“白”を、その分2枚少なくなった牌に見立ててロンを宣言。自身の“読み”を信じる赤木だが、全136牌の中からわずか1牌を当てるのは至難の業。
天 天和通りの快男児 第10話
第10話/東西戦決勝序盤、ひろゆき(古川雄輝)の決意を受け止め、“クリア麻雀”の五つの役のうち、最も難易度が高い三暗刻をひろゆきから和了った天(岸谷五朗)。残り千点、最悪の配牌という苦境にも決して諦めないひろゆきの懸命さに天も応え、ひろゆきは息を吹き返す。両軍ともに次々と役をクリアしていく中、西軍は三暗刻に手が届かない。