フィクサー Season3
日本を動かすのは、有権者か、黒幕か--。フィクサーを主人公に描く、井上由美子脚本の完全オリジナルドラマのシーズン3。殺人未遂事件を起こした現職都知事が、新聞記者の渡辺達哉(町田啓太)を犯人に仕立てたことが明らかになり東京都のイメージは悪化。次期都知事選で汚名を返上したい民自党本部は、政治評論家・川本栄太(徳重聡)を公認候補として推薦。一方、都議会のドンとして都政を牛耳る黒羽真二郎(石坂浩二)は、都議・四方田正美(高島礼子)を擁立し、民自党候補同士が対立。さらに設楽拳一(唐沢寿明)の“ささやき”で達哉も立候補することを決意する。そうした中、大手ゼネコンの浜潮建設社長・氏原巧巳(加藤雅也)の娘・早紀(大友花恋)が誘拐される事件が発生。犯人からの要求は、民自党幹事長・須崎一郎(小林薫)らの下で浜潮建設が進める東京湾の埋め立て事業の中止だった。早紀を救うべく、氏原社長とその側近の本部長・大貫栄一(古田新太)に接触した拳一は、犯人との交渉役を買って出る。そして、前代未聞の方法、“人質交換”を思いついた拳一は……。誘拐事件の犯人は誰なのか、そしてその目的とは--。