こころのフフフ 第07話

第1話 「袖サロン」／奥野こころ（田牧そら）は今日から高校一年生。のんびり屋の母・花（菊池亜希子）と父・純（TAIGA）に見送られ、ワクワクしながら高校へ向かう。席につくなり、隣の席の鳥居あすか（山崎天）に思わず目が釘付けになるこころ。カーディガンの袖がとんでもなく長いのだ！「袖ってすぐ伸びるじゃん？」と言われ教室を見渡すと…。

第2話 「なまリップ」／ある日突然、様々な方言で喋り始めたクラスメイトたち。「みんな色んなところから来てるんだなぁ」とつぶやくこころだったが、その秘密は、若者の間で大人気の“なまリップ”に隠されていた。「私もなまリップ塗ってみたいなぁ……」と羨ましがるこころの耳に、「なまリ～イップ！なまリ～イップ！」と不思議なアナウンスが飛び込んでくる。

第3話 「腹ベル部」／「ぐぅ～！」教室でお腹の音が鳴り響く。その犯人であるこころは、恥ずかしくなってこっそり廊下へ。すると、突然現れた“腹ベル部”の部長・鈴木鈴之介に「君より美しい“ラ”は聴いたことがない！」とスカウトされる。「はらべるぶ？ラ？」どうやら人によって腹の音の音階は違うらしく…。

第4話 「紺ソの森」／今日は、こころが楽しみにしていた職業体験の日。社会の先生・八代会人（矢部太郎）の引率で、みんなと向かった先は“紺ソ農園”だった。歓喜するクラスメイトたち。「紺ソって私たちにも作れるの？」どうやら紺ソはナスで作るものらしく、紺ソ農家の芦本たま子（YOU）の教えを受けながら、茄子を収穫したり、くり抜いたりと、紺ソ作りを体験する。

第5話 「エアドーナツ」／ある日の朝。登校するなり、異変を感じるこころ。そこら中で、女子生徒がダイエットに励んでいるのだ。それもそのはず、健康診断が来週に迫っていた。昼休みがやってくると、彼女たちは極小の弁当箱を開け、ヘルシーなおかずを口に運ぶ。「そんなんで足りるの？」と心配するこころに、「放課後までの我慢だから」と答えるあすかとすず（ゆな）。

第6話 「数学筋」／苦手な数学で、追試を受けることになったこころと小太郎。「突然できるようになんないかな」と寝ぼけたことを言う小太郎に、「そんなことあるわけないだろ。ミラクルマスマティックスでも起こらない限りは」と返す数学の先生・幸田邦彦（TAKAHIRO）。それはこの高校で語り継がれる都市伝説らしく…。

第7話 「暇つぶし」／「暇なの私だけ～？」ある日の放課後、こころは一人嘆いていた。クラスメイトはみんな、部活があったり、サロンの予約があったりと忙しない。おまけに親友のあすかは「ちょっと急いでて」と言って去っていく。一人とぼとぼ歩く帰り道、こころは不思議な声を耳にする。それは“ひまつぶし公園”からだった。ちょうど暇だったこころは…。

第8話 「女子語」／とある休み時間。かくれ鬼をして遊んでいた小太郎は、ひとけのない教室のカーテンの陰に隠れ、そのままうとうと寝てしまう……数十分後、激しい音で目を覚まし、教室内をこっそり見渡すと、そこには女子生徒しかおらず、出入り口にはバリケードが張られていた。「なんだこれは！？」そして教壇に立つ小路麗子（冨永愛）が“女子語”の授業を開始する。

最終話 「青春玉」／3年生の卒業式が終わり、1年生のこころたちは体育館の片付けをすることに。ふと、体育館の天井にくっついている大量のボールを発見するこころ。バレーボールかと思われたが、よく見るとそのボールには文字が書かれている。不思議に思っていると、僧侶の青井春堂（ハリウッドザコシショウ）が登場。どうやらそのボールは“青春玉”といって…。