Unnamed Memory
New誰も知らない、魔女と王太子の御伽話。絶大な力を操る五人の魔女が、人々にとって畏怖の象徴となっていた時代--。大国ファルサスの王太子・オスカーは、幼い頃に受けた「子孫を残せない呪い」を解呪するため、荒野の塔に棲む“青き月の魔女”ティナーシャのもとを訪れる。
Unnamed Memory 第11話
第11話 砂のお城／度々発生した襲撃事件の黒幕は、“呼ばれぬ魔女”の異名を持つレオノーラだった。彼女とは旧知のティナーシャは、オスカーが率いるファルサス軍と共にレオノーラ討伐に打って出る。
Unnamed Memory 第12話
第12話 背中合わせの記憶／それは、青き塔に棲む魔女。呪いを受けた王族。時を書き換えられるのなら何を望むのか。全ては塗り替えられる物語である。
Unnamed Memory 第13話
第13話 白紙よりもう一度／大国ファルサスの王太子・オスカーは、自らにかけられた呪いを解く手立てを求め、魔法大国トゥルダールを訪れる。案内された城の地下では、ティナーシャが長き眠りについていた……。
Unnamed Memory 第14話
第14話 硝子の羽化／オスカーが城を留守にしている間に、ティナーシャが侵入した強盗団に攫われてしまう。一味を操る魔法士・ヤルノの目的は、オスカーが持つ宝剣・アカーシアと人質との交換だった。
Unnamed Memory 第15話
第15話 答えの無い祈り／ティナーシャの水差しに毒が入れられ、警戒感が高まる中、デリラという女性が謁見に訪れる。自分ならばオスカーの呪いに耐えられると主張し、ひとまず城への滞在を許されるが……。
Unnamed Memory 第16話
第16話 見えない貌／東国・ヤルダに内乱の兆しがあり、王女のネフェリィは一時的にファルサスへ身を寄せる。オスカーを挟み、お互いを意識するティナーシャとネフェリィ。そこへ王女を狙う刺客が現れる。
Unnamed Memory 第17話
第17話 約束の折り返し／オスカーの呪いの解呪に成功し、トゥルダールの女王となる即位式を迎えたティナーシャ。だが、儀式で召喚した精霊たちに契約の終結を告げると、自らの王位を一年のみと宣言する。
Unnamed Memory 第18話
第18話 無血の傷跡／トゥルダールで子供たちが犠牲となる崩落事故が発生。ティナーシャは魔法球を手に取るが、発動することはなかった。そんな時、大国・セザルがファルサス侵攻の動きを見せる。
Unnamed Memory 第19話
第19話 幸せな悲しみ／これまでファルサスを脅かしてきた黒幕・ヴァルトが現れる。彼の狙いは赤と青の魔法球「エルテリア」の入手だが、2つ揃えれば何が起きるのかはティナーシャにもわからなかった。
Unnamed Memory 第20話
第20話 永遠の半分／オスカーの誕生日の式典に、後見人を務めるオーレリアと参列するトラヴィス。彼は自身に執着する魔族・ファイドラを避けるため、ティナーシャにオーレリアの身代わり役を頼む。