休日のわるものさん 第12話（最終話）

1話 我らにも癒しは必要だ／地球侵略のためにやってきた悪の組織で“将軍”と呼ばれ、日々死闘を繰り広げている“わるものさん”は、休日は仕事を忘れ、完全にオフモードで過ごすことを信条としている。久しぶりの休日である今日。疲れ切った心を癒すべく愛してやまないパンダのいる動物園に向かう。しかし、敵対している地球防衛組織「レンジャー」の一員…。

2話 やはり地球は侮れない／幹部として勤務時間の管理も徹底しているわるものさんは、残業をしている隊員も気に掛け、配下たちからの信頼も厚い。忙しい毎日を乗り越え、いよいよやってきた休日。この日は「パンダの尻尾は何色なのか」という謎を解き明かすため、いつもの動物園に足を運んでいた。パンダが尻尾を見せる瞬間を見逃すまいと観察を始めるが、パンダは…。

3話 冬の魔物たち／ある寒い冬の休日。布団の中で癒しの時間を過ごすわるものさんに、同僚のルーニーから何度も着信が入ってくる。地球の“モンスター”が組織本部に侵入し、まさに今襲われている最中だと助けを求められる。幼なじみのピンチに全力で駆けつけるわるものさん。果たしてルーニーを救い出すことができるのか！？そして、寒い季節の風物詩・コンビニの…。

4話 春くる街で／ある新社会人の青年がコンビニで遅めの晩ごはんを物色していると、店内でどす黒いオーラを放つわるものさんと遭遇する。どうやら仕事終わりの楽しみにしていた中華まんの販売が終わってしまったらしい。わるものさん流「自分へのご褒美」を目の当たりにした青年は何を思うのか。そして町に春が訪れる頃、地球人が好んでいる花見を体験するため…。

5話 魔法少女は苦悩する／地球防衛組織「レンジャー」の一員・シノノメピンクは、ヒーロースーツで戦闘を繰り返す毎日を憂鬱に感じ、「本当は魔法少女になりたかった」という悩みを抱えている。だがかわいい魔法少女なんて自分には似合わないと言い聞かせ、誰にもそれを打ち明けられずにいた。そんなある日、ピンクはお守り代わりに持っていた…。

6話 夏に願うもの／買い物帰りのわるものさんの耳に、七夕の日に引っ越してしまうという少女たちの会話が聞こえてくる。天気が悪いだけで約束を諦めてしまうというオリヒメとヒコボシの実態を調べるため、わるものさんは商店街の七夕祭りへ。店先に並んだ笹の短冊にわるものさんが書いた願いとは……。わるものさんをライバル視している同僚のトリガー。共闘作戦を…。

7話 パンダフルな週末／アカツキレッドと戦闘をしたり、迷子の少年を助けたり、忙しい日々を過ごすわるものさん。ある日、ルーニーから新種のパンダ出没情報を聞き「浅草花やしき」を訪れる。未知のアトラクションや園内のパンダグッズに圧倒されながらも、ついに「パンダらしき生物」と対峙する！そして、わるものさんが気づいてしまったパンダとトリガーのある共通点とは？

8話 白い季節の贈り物／組織本部のコタツでみかんを食べ続けるわるものさんとルーニー。暇を持て余し、みかんアート作りに挑戦し出す二人は、各々の完成度を競い合っていき、やがて渾身の作品が出来上がる！地球人が毎年楽しんでいるクリスマスに興味津々のルーニーから、プレゼント交換会を提案される。何をプレゼントすればいいのか悩み続けるわるものさんは…。

9話 欲望の行方／いつものコンビニでよく見かける野良猫。わるものさんには中々懐かない猫が、見知らぬ男にスリスリと甘えていた。ショックを受けるわるものさんに、猫用おやつを託して立ち去っていくその男は、「レンジャー」の一員・ヨイヤミブラックだった。鬼と化したわるものさんに豆をぶつけて応戦する夢を見るレッド。レンジャーたちは彼らのホームで…。

10話 正義の事情／ピンクからバレンタインのチョコをもらい、ホワイトデーのお返しをみんなで買いに行くレンジャーたち。しかしブルーだけは悩みすぎてなかなかピンクへのお返しを決められない。悶々とするブルーは、自分がレンジャーとなった日のことを思い出す。ブラックに導かれ、レンジャーとしての共同生活が始まった頃。幼いピンクと出会い、喧嘩しながらも…。