最果てのパラディン 鉄錆の山の王
取り戻せ かつての“栄光”を。死者の街を出て二年後、ウィルたちは森の王から不吉な予言を受ける。滅びしドワーフの都「鉄錆山脈」に眠る災いとは…。新たな出会いと共に再びウィルたちの冒険が始まる!
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最果てのパラディン 鉄錆の山の王 第01話
第1話 聖騎士と詩人/死者の街を出て2年、灯火の河港(トーチ・ポート)の将来に繋がる確かな発展を実感するウィルは、エセルバルドに招待され白帆の都(ホワイトセイルズ)で新年の式典に参加していた。式典後、ビィの要望で『賢者の学院(アカデミー)』へと一緒に向かうがその道中にある『迷いの森』で謎の老人と出会う。その老人はここで森番をしているというが…。
最果てのパラディン 鉄錆の山の王 第02話
第2話 狂える森/ウィルとメネルは、エセルバルドの依頼で獣の森(ビースト・ウッズ)に起きた異変を調査するため森を訪れていた。木々が枯れ落ち、獣たちが死んでいる惨状を目の当たりにしたメネルは、この森を統治する2つの古樹『樫の木の王』と『ヒイラギの王』に何かあったのではないかと気づく。原因を突き止めるため、森の最奥へと向かう二人だが…。
最果てのパラディン 鉄錆の山の王 第03話
第3話 最後の王/これまでに各所で起きていた災いは、ドワーフの国があった鉄錆山脈に原因があることが発覚し、それを突き止めるため引き続き調査を進めるウィルとメネル。ある日、2人が日課の鍛錬をしていると、1人のドワーフが草陰に隠れてその様子を見ていた。興味があるのかとウィルが声をかけると、そのドワーフはおどおどした様子で…。
最果てのパラディン 鉄錆の山の王 第04話
第4話 勇気の意味/ウィルはドワーフの青年ルゥを従士として雇い、メネルと共に稽古をつけることに。ストイックな鍛練にも食らいつくルゥは、少しずつだが成長をみせていた。稽古の後、ウィルから戦士、そして勇気の何たるかを学びたいと言うルゥ。しかしウィル自身も、鉄錆山脈の元凶--邪竜ヴァラキアカへ恐怖を抱き、勇気とは何か、まだ分からずにいた。
最果てのパラディン 鉄錆の山の王 第05話
第5話 玄室の遣い/獣の森(ビースト・ウッズ)で起こった不死者(アンデット)騒ぎは不死神スタグネイトの≪遣い≫(ヘラルド)が、ウィルをおびき寄せるために仕掛けた罠だった。警戒するウィルに対してスタグネイトは、邪竜ヴァラキアカとの戦いを避け、力を蓄えるよう忠告しに来ただけだという。その時、ヴァラキアカの咆哮が森に響き渡り--。
最果てのパラディン 鉄錆の山の王 第06話
第6話 ひとときの帰郷/竜を討ちに行く決意を胸に、灯火の河港(トーチ・ポート)を出発し、鉄錆山脈へと向かうウィルたち。ウィルはデーモンたちの裏をかくために川の支流を上って山脈の裏側から侵入することに。その道中、故郷である死者の街に立ち寄ることとなったウィルは、二年越しのガスとの再会に胸を弾ませるが……?
最果てのパラディン 鉄錆の山の王 第07話
第7話 水底の眠り/ブラッドが遺した英雄たちの装備を得て、束の間の休息をとった一行。竜を討ちに向かおうとするウィルにガスは逃げてもよいと語り掛けるが、ウィルは首を縦に振らず、既に覚悟を決めていることを伝える。その決心を聞いたガスは、ヴァラキアカとの戦いについて助言をし、彼らを送り出すのだった。
最果てのパラディン 鉄錆の山の王 第08話
第8話 花の国/鉄錆山脈への道中、ヒュドラに襲われていたエルフのディーネを助け出したウィルたち。なぜあんな辺鄙な場所にいたのかと彼女に尋ねると、竜の瘴気によって集落が困窮し、自発的に出てきたからだという。事情を聞いたウィルは病人たちを治療するため、ディーネの集落である「花の国(ロスドール)」へと向かう。
最果てのパラディン 鉄錆の山の王 第09話
第9話 戦士の炎/≪くろがねの国≫の奥より放たれたヴァラキアカの気迫に押されつつも、自らを奮い立たせ前進する一行。その前に現れたのは、不死者(アンデッド)化したドワーフの一隊だった。200年もの間、竜との戦いに囚われている彼らを見たルゥは自らがヴァラキアカを倒し、奪われたかつての王国を取り戻すと高らかに宣言するのだった。
最果てのパラディン 鉄錆の山の王 第10話
第10話 鉄錆の山の王/ようやくヴァラキアカの元にたどり着いた一行は、圧倒的な力を前に死闘の覚悟を決める。しかしヴァラキアカから、戦わずに自分をしもべにしないかと持ち掛けられる。思いもよらぬ提案にウィルは混乱するが、ヴァラキアカは更に追い打ちをかけるかのように頭を垂れ、笑うのだった--。