ペンションメッツァShareSee detailsWatch Later長野の別荘地、カラマツ林の中の一軒の家の前に、「ペンションメッツァ」と書かれた看板が控えめに立っている。そのペンションの客室は一室のみで、その家に住むテンコ(小林聡美)はひとりでマイペースに暮らしていた。たまにふらりと現われる客はだいたいがひとり客ばかり。そんな客たちと関わっていくうちにテンコ自身も、自分のありように気付き始める。国内ドラマホーム・ヒューマンドラマ(C)2021 WOWOW INC.EpisodesSortingペンションメッツァ 第01話第1話 山の紳士/ある朝、テンコ(小林聡美)が庭の手入れをしていると、茂みから妙にきちんとした身なりの男、常木(役所広司)が突然現れる。今夜の宿を探しているという常木を、戸惑いながらもペンションに泊めることにする。食材を配達に来たヤマビコ(山中崇)から最近近所の無人の別荘に勝手に住んでいる奴がいるらしいとの噂を聞き訝るテンコだが…。ペンションメッツァ 第02話第2話 ひとりになりたい/キャンプ場にひとりでやってきたミツエ(石橋静河)。テントの設営に苦戦していると、近くのテントから、ベテランソロキャンパー小川(ベンガル)が近づいてくる。何かと口を出してくる小川に辟易としたミツエは、そのキャンプ場を後にする。別の場所を探して歩いていると、買い物帰りのテンコと遭遇し…。ペンションメッツァ 第03話第3話 燃す/久しぶりにやって来た、常連の客、カメラマンのフキ(板谷由夏)。フキは、今回も自分の撮った写真のポジを持ってきている。溜まったポジを真夏の庭で燃やすことにした、テンコとフキ。最近の日常の出来事を話しながら、フキの会わない間の心の変化に気づくテンコ。二人でいつものように食事をしながら話しをする中で…。ペンションメッツァ 第04話第4話 道半ば/朝から探しものをしているテンコ。玄関先に出ると、目の前の通りを自転車に乗った見知らぬ若い男がこちらをうかがいつつ、行きつ戻りつしている。テンコが声をかけると、水を一杯欲しいと言う。彼を招き入れ水を出すと、息もつかずに飲み干し突如泣き始める。ソウマ(伊藤健太郎)は学生で、自転車で日本一周をしていると言う。ペンションメッツァ 第05話第5話 ヤマビコの休日/気持ちのいい朝。今日は泊まり客もいない。掃除をしてひと段落ついたテンコはひとりで近くに散歩に出かける。地元で有名な湧水場を訪れると、偶然ヤマビコストアーのヤマビコ(山中崇)に出会う。今日はヤマビコも休日で、近くの古墳に行っていたという。テンコをペンションに送り届けるヤマビコ。テンコはお礼にお茶でも、とヤマビコを招き入れる。ペンションメッツァ 第06話第6話 むかしの男/「こんにちは」と玄関から声がする。テンコがドアを開けると、作務衣姿のコマちゃん(光石研)が立っている。コマちゃんはテンコの昔の恋人。どこか間が抜けているが、相変わらず気の優しいコマちゃん。お互い歳を重ねたことをからかいながら、懐かしい昔の話をするふたり。コマちゃんは昔と変わらず、コーヒーを入れるのがとても上手だった。ペンションメッツァ 第07話(最終話)第7話 さすらう/森の中を歩いているヤマメ(三浦透子)。久しぶりにペンションにやってきたヤマメは、テンコがここを始めた頃から母親と二人でよく泊まりにきていた。慣れた様子でキッチンに立つふたり。数年前に亡くなったヤマメの母の思い出話をしながら、料理を作っていく。夕食を終えるとテンコは唐突に「ここに住まない?」とヤマメに言う。